【体験談】退職代行ニコイチを利用した感想「まあ、退職できたからいいか」

数ある退職代行サービスの中で「ニコイチ」さんに決めた理由、実際のやりとり、本音での評価を口コミ・レビューと見合わせながらお伝えしたいと思います。

始めに本音を言わせて頂くと「無事退職出来たので、その他諸々、ちょっと引っかかったところは目を瞑ります」と言った感じです。
もっと言わせてもらうと「同じ代金払うならJobsさんにすれば良かった」です。

無事退職できたことは本当に感謝していますが、27,000円はこれから退職する身にとっては決して安くありません。

その辺りも含めてお話ししたいと思います。

目次

私の労働環境と辞めたい理由

労働環境

  • パート:9時~17時のフルタイムなので、雇用保険・社会保険に加入
  • 土日祝日休みで、夏期・年末年始休暇がある
  • 職場までバスで30分(帰りはバスの時刻の関係で1時間以上かかる)
  • 医療機器の半田付はんだづけで座り作業
  • 正社員はほぼ男性(9割)、パートはほぼ女性
  • 気に入らないことがあるとハブかれる女性社会
  • アットホームな雰囲気だからか「下の名前+ちゃん」で社員がパートを呼ぶ
  • たまにパンや野菜などの支給がある

辞めたい理由

  • ベテラン勢のいうことが「絶対」
  • 気に入られなければ無視
  • 休み時間はロッカー
  • 卒業&入学式、引っ越し、賃貸住宅のトラブル、会社からの待機命令で有給休暇0
  • 致し方ないとわかっているのに「休みすぎ」と警告
  • 上司が怖い・尊敬できない
  • 悪口・愚痴が多い

とにかく首のこりがヒドく、続いて肩・腰ともに痛みに悩まされていました。
首は痛みで上が向けないほど悪化してしまい、小さい点にずっと焦点を合わせるような作業に、視力が「0.6→0.1」に。身体的にとにかくキツい。

悪口・愚痴は他の部署に比べると少ない方だったかもしれませんが、無視されたり情報を止められるのが精神的に結構追い詰められました。
私が話を始めるとシーンとなるので、お昼休みは居心地の悪さからロッカーで本を読んだりしていました。

有給も色々と用事が重なり、致し方ないと思っているのですが、コロナの濃厚接触者でもなく、医療用ではないにしろ抗原検査で陰性と出たにも関わらず、風邪症状(咳)で職場に来ないで欲しいと言われたことには納得できませんでした。
しかも、それで有給がなくなり、年末に「休みすぎ」と注意されたことで、ぷっつんと何かが切れました。

上司もかなり気分屋で、機嫌がいい時でないと声もかけにくいです。

タダ ショウコ

そんな状況で就業規則の「1ヶ月前に申し出る」ということが出来ずに悩んでいました。
辞めると言ってからの1ヶ月は長いです。何を言われるかわからないですし……

一般企業の「退職代行ニコイチ」さんは会社との交渉は不可

下記の記事にも書きましたが、退職代行会社には3つのタイプがあります。

  • 一般企業
  • 労働組合
  • 弁護士法人

この3つです。
このうち、会社と交渉ができるのは「労働組合」と「弁護士法人」だけです。

「ニコイチ」さんは一般企業なので、退職の意志を伝えることしかほぼできません。
離職票などは会社から自宅へ郵送してもらえるように頼んだりするだけです。でも、無事に退職は出来ました。

流れ

STEP
ニコイチさんに無料相談のLINEをする

公式サイトから無料相談を申し込む。LINEが一番お手軽でオススメです。

STEP
流れを教えてもらえる

質問があればこの時にしましょう。納得出来たら入金方法がメッセージされます。

STEP
入金

銀行振込の場合、振込明細票を写真に撮り、LINEに添付します。

STEP
入金確認後、職場の情報を伝える

ヒヤリングシートのように、30くらい質問が送られてきますので、メモ帳にまとめて答えます。

STEP
詳細を伝え終わったら「委任状」「退職届」を作成する

「委任状」「退職届」のテンプレートを含めた4つの注意事項が送られてくるので、確認し作成します。

STEP
「委任状」「退職届」「返却物(会社の貸与物)」を同封し、郵送する

返却物が少ない場合、ゆうパックライトで送ります。(追跡番号を知るため)

STEP
退職日に実行(ニコイチさんが会社に電話)

後は結果を待つだけです。

用意する物・やらなければならないこと

ヒヤリングシート(質問事項)に答える

質問に答えていく際、「本社の電話番号」や「勤務日数」などを答える必要があるので、契約書を手元に置いておくといいです。
(退職届に)社長の名前も書いたりするので、ホームページがあるのなら開いて調べておきましょう。

用意する物
  • 契約書
  • 会社のホームページを閲覧している状態

質問事項もサラッと書いておきます。

質問事項
  1. 氏名(漢字・ふりがな)
  2. 携帯電話番号
  3. 生年月日・年齢
  4. 現住所
  5. 退職の実行の希望日時
  6. 出勤時間
  7. 職場の営業時間
  8. 退職する会社名
  9. 本社電話番号
  10. 勤務先電話番号
  11. 業種
  12. 所属部署名
  13. 配属先の名称(店舗名)
  14. 上司の名前と連絡先
  15. 派遣の人は派遣会社の情報
  16. 勤務日数
  17. 最終勤務日(希望)
  18. 有給休暇の有無
  19. 現在の住まい(自宅か社宅か)
  20. 社宅の場合、退去後の住所
  21. 退職後の書類の送付先
  22. 給料は振込か
  23. ロッカーの暗証番号
  24. 会社からの貸与物(保険証、制服、ロッカーの鍵など)全て
  25. 職場に私物がある場合の対処(自宅へ返送か廃棄処分か)
  26. 私物は何が残っているか
  27. 職場への希望

派遣会社など、少し省いたのでこれ以上の質問があります。
ここにもかなり時間を費やすと思いますが、頑張って下さい(私は2時間くらいかかった気がします)。

やらなければならないこと

やらなければならないこと
  • 委任状・退職届の作成
  • 返却物(会社の貸与物:健康保険証、ロッカーの鍵、制服など)を委任状などと同封し、会社宛に送る

上記にもお伝えした通り、「委任状」と「退職届」のテンプレートがもらえるので、内容を修正し作成していきます。
「あくまでも、自分の意見として書いて下さい」とあるので、ほぼ自分で書きます。
結構な量なので、パソコンを使って作成した方が楽です。かかる時間は2~3時間は見た方が良いです。

私は委任状の中に「退職する理由・代行サービスを使った理由」も書きました。

タダ ショウコ

「こういう理由で退職するので、退職の意を告げた後の勤務が厳しいと思い、代行サービスを利用しました」みたいに書くといいかもしれません

「ニコイチ」さんの良かったところ・残念なところ

良かったところ

  • すぐに対応してくれたところ
  • 丁寧な説明

残念なところ

  • 後半コピペ祭り
  • 退職届・委任状の郵送を急かされる(何度も早く送って欲しいという内容のメッセージが届きました)
  • 委任状や退職届などの書類はトラブルの元になるから、あくまでも自分の意見を書いてと言われる(テンプレートプレゼントは何なのでしょう)
  • サービスを受ける前に知りたかった「できないこと」
    • 「会社との交渉」「離職票などがこない時のフォロー(連絡してこないで下さいと記載されていた)」
  • 会社への退職の連絡が希望時間の1時間以上前だった
  • 最後のメッセージが私(お客様)で終わる

お忙しいのか、全く同じ内容が送られることが何回かありました。
あとは、私の勤務時間の15分前を連絡入れる時間にと希望したのですが、なんとその1時間前に「退職おめでとうございます」とLINEでメッセージがきたので、緊張する暇もなかったです。
こんなに早くに連絡するなら退職希望時間は聞く必要がなかったのでは?と思ってしまいました。

どこの退職代行サービスでも確認して欲しい注意点

ボーナス(賞与)支給日まで会社に在籍していないと1円ももらえません

これは、私の思い込みだったのですが、ボーナスの支給額を考慮する期間に在籍していれば、退職しても支給されると思っていました。

あと3週間、頑張っていれば少なくとも1ヶ月分の給与分はもらえました。ちゃんと計算したら2ヶ月分。
本当に悔しい思いをしました。

恐らく最終勤務日がボーナス支給日であれば問題ありません

もし、ボーナスをもらっているようでしたら、辞める際はボーナスのことも頭の片隅に置いておくといいと思います。

雇用保険加入期間がもう少しで12ヶ月なら、それまで頑張るのも一つの道

2週間前後で加入期間が12ヶ月となるなら、退職代行サービス(労働組合か弁護士法人)に最終勤務日を調整してもらえるか相談してみてください。

もし、「有給休暇があって~」とか「あと数日で~」という場合は、12ヶ月にした方が断然いいです。安心感が違います。その際は、社会保険の給付金サポートへの相談も考えてみて下さい。

即日退職できて、会社との交渉も可能。費用も比較的安い退職代行サービスなら『労働組合』が運営するところを選びましょう

一般企業の退職代行サービスと労働組合が運営する代行サービスで、さほど金額が変わらないので(雇用保険に入ってなければ一般企業の方が安い場合があります)、会社と交渉ができる労働組合が運営する代行会社をオススメします。

やることはほぼ変わりません。
弁護士さんに頼むのであれば、退職届も作成してくれます。
ただ、即日退職はないと思います。

ですので、慰謝料請求などの金銭的な問題がなければ労働組合が運営する退職代行サービスの利用が一番だと思います。

退職後にやること

社会保険に加入している場合、会社から「離職票」「健康保険被保険者資格喪失証明書」というのが届きますので、そちらをもって、以下の手続きをします。

健康保険被保険者資格喪失証明書

社会保険から国民健康保険に切り替えるために必要な証明書です。
こちらを持って市・区役所で手続きをします。
同時に厚生年金から国民年金にも切り替える手続きが出来ますので、年金手帳も持参しましょう。

離職票─1,2

こちらは雇用保険に12ヶ月以上加入している場合、失業手当を受給する申請ができます。
離職票とマイナンバーカード(なければ個人番号が載っている住民票と運転免許証など)を持ってハローワークで手続きをしましょう。

最後に

  • 退職代行サービスは「労働組合」が運営するサービスがオススメです
  • 無料相談は複数受けましょう
  • 退職後にやることも確認しておきましょう
タダ ショウコ

以上で終わりです
お疲れ様でした

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